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オーディオ Power AMPの製作 [オーディオ]

久しぶりの記事である。
今回は、久しぶりに設計、試作した オーディオ Power AMPを紹介する。
1、設計コンセプト
 ・少ないお小遣いで製作ができるように小型とする
 ・近年流行りのClass Dではなく、純Class A とする
 ・出力は4W、B級領域使用で6Wを目標とする(放熱都合)
 ・自分の机で聞く、ニアフィールド用
 ・昔あった?「PASS Laboratories社 ALEPH 0s」を feat する
  (っぽくする?)
o2048153613727252666.jpg

2、回路設計
 回路2.jpg
 こんな回路にしてみた。
たまたま手元にあったトランスが115VAC入力16V-0-16V,11V-0-11V
出力だったので、これを使用した。
 ・入力段にはOp-AMPを使用JRCの名機NJM2068DDを用いている。
  NJM2068DDはBip入力であるが入力バイアスは小さく、
  50KΩVRも付けているのでそまま接続している。
 ・Op-AMPの負荷は150Ωでこの抵抗に発生する電流をミラーして
  次段へ伝送する方式とした。
  Op-AMP出力をQ11のエミッタへダイレクトに接続してもOKである
  (この場合はOP-AMPのVDDはカレントミラーに接続しないこと)
 ・出力段は回路の簡素化目的でダーリントンTr(”2SD2390/2SB1560)
  を用いた。その他のTrは2SC2240/2SA970とした。
 ・電源回路はブリッジ整流とし、容量は電圧段 2200uF/25V
  出力段 4700uF/25V パラの9400uF相当とした。
  A級AMPでアイドリングも多いためリップル対策である。
 ・ヒートシンクは手持ち品(強制空冷用だったかな?)を使用

3、組み立て(後)
DSCN2879.JPG
 ・どうだろうか「PASS Laboratories社 ALEPH 0s」に似てるか?
DSCN2876.JPG
DSCN2877.JPG
 ・箱をリードP-601(120x130x60mm)という小さいものにしたため
  組み立ては難航!中身はごちゃごちゃになってしまった。

4、特性
 ・F特は深めの位相補償を行い 100KHz/-3dB としている。
  追い込めば1MHz程度まではレスポンスするだろうが、容量負荷など
  で発振してもつまらないのでこれで良しとする。8Ω抵抗負荷では
  方形波レスポンスも非常に綺麗である。
 ・最大出力は10Vpp→8Ω負荷で6W相当である。アイドリング電流
  を0.5Aに設定していので4WまではA級動作である(設計値)
 ・出力のDCオフセットは数mV内に収まっている。流石OP-AMP入力!
 ・OP-AMPが優秀なのか、電源もレギュレータも無いのにNoiseも
  僅かである。

5、音質
 ・非常にカチッとした感じのトランジスタAMPの音質である。
 ・4WのAMPとは思えない駆動力を感じる。。。

6、所感
 ・ 久しぶりに設計、製作したAMPである。予備実験などしつつ
  結局4日間を要した。疲れた!(歳を感じるなア)
 ・次は、、、Class A 25W+25W を計画中!

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