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オーディオ Power AMPの製作 その3 [オーディオ]

性懲りもなく、小出力 オーディオPower AMPを製作した。
第3弾である。
今回の設計コンセプトは、小型化・Low Cost化である。
第1弾、第2弾とトロイダルトランスを使用し、パワートランジスタも
オーディオ向けと言われるものを使用していたが、今回は小型化を
推進することもあり小型パッケージのものを選定した。
回路は以下
kairo6.jpg

1、電源
 電源トランスは所謂ヒータートランスで6.3V /1A 2出力を使用
 ブリッジ整流で約8.5Vを得ており、これを出力段に使用する
 また、OP-AMP電源として11Vを得るために、倍電圧回路を使用し
 約17Vへ昇圧、その後、簡単なリップルフィルター回路を通して
 11Vを得る。
 ダイオードブリッジには60V/15Aのショットキータイプ: D15XBS6
 を用いた、昇圧回路用には 同じく 60V/2Aの小型タイプ SDI260
 を用いている。

2、AMP回路
 今回も定番? NJM2068DDを使用している。出力段トランジスタは
 ダーリントンタイプで 2SD2081/2SB1259 を用いた。
 このトランジスタはソレノイドやモータ制御用の設計されているが
 低飽和であり、IC max も10A と大きく、且つ モールドパッケージタイプ
 なのでヒートシンクへの取り付けも便利という優れものだ。
 しかも、安い! なお、安定志向で位相補償は多めにしている。
 入力に50KΩ/AカーブのVRを付けているのだが、安物を付けたので
 ややガリ音あり。。。安物買いの銭失いとはこのこと。

3、特性
 波形を見る限り 第2弾とほとんど同じ特性である。
 f得:200KHz/-3dB、1KHz正弦波 波形
DSCN2902.JPG
 同じく10KHzの方形波、と1KHzの方形波
DSCN2903.JPG

DSCN2901.JPG
どちらもリンギングなどなくキレイである。負荷は8Ω抵抗

4、外観
 こんな感じである。こればっかりはセンスの問題で、、如何とも
 できないところ。デザイナーってすごいですよね。
DSCN2896.JPG
蓋は横開きとしている。
DSCN2899.JPG
箱が小さいので背面もビジーだ。
DSCN2897.JPG
もう少し大きい箱が良いなぁ。
DSCN2900.JPG
回路はトランスリニアである。出力トランジスタのエミッタ抵抗を挿入して
いないためアイドリング電流の管理はシビアである。
バイアス回路との熱結合はしっかりやる必要あり。

5、所感
 第3弾まで作ってしまったが、平行で進捗中のA級25W+25Wも着々
 とやっている。回路基板は完成したのであとは、全体組み立てである。
 こうご期待!



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